■「早く会わなきゃ」という強迫観念を捨てよう

マッチングアプリで良い人とマッチングしたとき、真っ先に悩むのが「いつ会うか?」ですよね。
ネットの攻略記事を見ると、大抵こう書いてあります。
「マッチングから1週間以内に誘え」
「鉄は熱いうちに打て。時間が経つと相手の熱量が下がる」
もちろん、タイミングがあって、お互いの相性も良さそうであれば
早くにあっても問題ありません。
……でも、正直これ、しんどくないですか?
特に僕たちのような30代オタク会社員。平日は仕事でヘトヘト、
週末は趣味のカードゲームの大会や、溜まった家事をこなさないといけない。
そんな中で、まだ人柄もよく分からない相手と
「即デート」の約束を取り付けるのは、
精神的にも肉体的にもハードルが高いものです。
「会話が続かなかったらどうしよう」
「沈黙が怖くて、結局自分の趣味の話ばかりして引かれたらどうしよう」
「そもそも、まだ心の準備ができていない……」
僕も全く同じでした。
でも、結果から言うと、僕は今の妻とマッチングしてから
初デートまで**「約1ヶ月」**の時間をかけました。
しかも、世間で推奨されているような
「毎日欠かさずメッセージ」もしていません。
数日に1回、仕事が修羅場のときは
1週間近く空いたことすらあります。
それでも、僕たちは結婚しました。
なぜ「即デート」しなかったことが、
逆にプラスに働いたのか。
その理由を深掘りしていきます。
■結論:期間をかけることで「選考」ではなく「日常」になる

結論から言います。
初デートまで1ヶ月かけたことは、
僕にとって「最高の先行投資」になりました。
婚活において大事なのは、
連絡の回数や会うまでの速さではありません。
「この人と話していると、自分のペースが守れて心地いいな」
という安心感と信頼を、いかに積み上げるかです。
無理に毎日連絡してネタ切れを起こし、
お互いに義務感でスマホを触るくらいなら、
数日に一度、質の高いやり取りをするほうがよっぽど効果的です。
僕と妻の場合もそうでした。
できる時に返して相手にも”毎日返信”を強いるような形にしない。
それがお互いにとって良い連絡の頻度になり、
無理のない形で継続ができていました。
焦らず、でも止めない。
じっくりじっくり相手との関係性を作っていく気持ちで
自分にも相手にも負荷を掛けすぎずに
面倒さが勝らないぐらいのやり取りを続けるのがミソです。
この「低空飛行でもいいから墜落させない」という絶妙なバランスが、
大人の婚活を成功させる鍵なんです。
■分析:なぜ「あえて時間をかける」のが有効なのか?

なぜ、あえて1ヶ月という期間をかけることが
心理的にプラスに働くのか。
3つのポイントで分析してみました。
①「単純接触効果」と「警戒心の解除」
心理学には「単純接触効果」という言葉があります。
会えば会うほど、あるいは連絡を重ねるほど、
相手に好意を持つという法則です。
しかし、これには条件があります。
相手に「不快感」や「プレッシャー」を与えないことです。
いきなり「会いましょう!」と距離を詰められると、
特に慎重なタイプの女性は警戒心を強めます。
真面目なお付き合いを考えていない人だと捉えられてしまう可能性もあります。
逆に、時間をかけてメッセージを重ねることで、
「この人は急かしてこない、相手を思いやる常識のある人だ」
という安心感に変わります。
30代という落ち着いた世代だからこそ、
この「急かさない余裕」が大きな魅力になるんです。
②「余白」が会話の鮮度を保つ
毎日連絡を強いると、いつか必ずネタが尽きます。
「おはよう」「お疲れ様」だけの挨拶BOT(ボット)に
なってしまったら、相手も返信するのが面倒になりますよね。
そんな機械的な連絡だけなら余計な手間を相手に求めてしまうので、
取らない方がよほどマシではないでしょうか。
あえて数日の「余白」を作ることで、
その間に起きた出来事を新鮮なネタとして提供できるようになります。
・仕事でちょっとしたトラブルを解決した話
・休みの日に出かけた先で起こったこと
・コンビニで見つけた期間限定のアイスの話
こうした「余白があるからこそ生まれる話題」が、
二人の会話に彩りを与えてくれます。
毎日無理に連絡を取る必要はありません。
③オタクが得意な「コツコツ調整」を婚活に転用する
カードゲーム好きの僕たちは、
一つのデッキを数週間、数ヶ月かけて微調整していく作業が大好きです。
新しいパックが出たら、このカードとこのカードをお気に入りのデッキに入れてみよう。
過去に出てたあのカードと相性が良さそうだからデッキを組んでみよう。
いざ組んでみたけど、思ったように回らない。。。
デッキを回すためのドローソースを入れよう…!
婚活のメッセージも、それと同じです。
相手の反応を見ながら、
「あ、この話題は食いつきがいいな」「この時間帯は忙しそうだな」と、
少しずつ二人の「構築イメージ」を最適化していく。
この「長期的な調整プロセス」を
楽しめるようになれば、婚活の勝率は一気に跳ね上がります。
■体験談:ホテルマンの彼女と、遊戯王・ポケカ好きの僕の「1ヶ月」

僕がアプリ(タップル)で出会ったのは、
今の妻であるホテルマンの女性でした。
彼女はシフト制で、朝早かったり夜遅かったり。
土日も仕事のことが多く、僕とは生活リズムが全く合いませんでした。
最初にそれを聞いたとき、僕は思いました。
「あ、これ毎日連絡を強要したら、秒で嫌われるやつだ」と。
夜勤もあるだろうし、シフト制だろうから勤務時間もバラバラだろうから、
大変そうだなあ。
だから、僕はあえて「頻度」を決めないことにしました。
忙しそうなときは数日放置し、
彼女の既読がつくまで待つ。
でも、こちらからの返信は丁寧に、誠実に行う。
話題は、本当に1つの話題をそれなりに長く続けていました。
僕:「この前は友達と京都に遊びに行っていました!
龍安寺と北野天満宮に行ってきてました!どちらも綺麗なところで写真たくさん撮りましたー!」
彼女:「北野天満宮、行ったことないですねー。龍安寺もないかな?京都は見所いっぱいで良いですよねー。」
上の返信から2日後に、
僕:「僕も行ったことなかったんですが、その場のノリで行ってみようということになり、ノープランで行ってました。笑」
彼女:「私も旅行はだいたいノープラン派ですね。笑 行きたいところを1つ決めてそこに行った後は着のみ着のまま行き着くところで行きます。笑」
その後も、数日京都の話したり旅行の仕方を話したりしてます。笑
……どうですか?
毎日の様子を無理に相手に伝えなくとも、この前あった事を少しずつ会話しながらも
自分の考え方を少し出しながら、相手の考え方やスタンスなんかも
聞いて自分との価値観の違いはどうかとなんとなく見ていました。
その後も自分の住んでいるところの話や相手の住んでいるところの話を
ゆったりとしつつ、遊びに行ったことをタイミングが合えば近くで会ってみませんか?
とお誘いをしたところ、タイミングも合って会うことに。
そんなやり取りを1ヶ月続けたあとの初デート。
不思議なことに、「初対面の緊張感」はあまりありませんでした。
それなりに相手の人となりを理解して合っていたので、
どんな人かわからない…という不安はなく、
やり取りの中で見ていた様子を現実で早いレスポンスで返ってくる、
そんなイメージでスタートできたんです。笑
この1ヶ月の「助走期間」があったからこそ、
会った初日に深い話ができたし、
そのまま結婚までスムーズに進めたのだと確信しています。
■再現ポイント:焦らずに「続く関係」を作る5つのステップ

あなたも、今日からこの「じっくり型」のやり方を
試してみてください。
全てを満たす必要はありませんが、
判断する際の指標の1つとして持っておくと良いでしょう。
相手の「生活リズム」を真っ先に把握する
仕事の繁忙期や休みの日、
返信しやすい時間を最初に聞いておきましょう。
相手のペースを尊重することが、信頼の第一歩です。
「毎日連絡」という呪いを解く
2~3日空いても気にしない。
それよりも「返信が来たときに、相手がほっこりする内容」を
心がけましょう。
個人的なワンポイントテクニックとして、
2回に1回くらい相手が「これは突っ込みやすいぞ」と思えるような
内容を自分の返信で入れておくと日にちが空いても会話が
継続しやすいかと思います。
上の旅行の例で言うと、ノープラン旅行もするといったような、
相手のスタンスを聞けるようなジャブを打っておく、みたいな。
「ニュース」ではなく「感情」を共有する
「〇〇へ行きました」という報告よりも、
「〇〇へ行って、こんな風に感じて楽しかったです」という感情を
伝えてください。
特に前向きな感情は相手にマイナスのイメージを与えにくく、
共感したり、一緒にしてみたいといったような形で、
デートに誘う理由につなげやすいです。
「5分電話」を挟んでみる
メッセージが1~2週間続いたら、
一度通話を提案してみてください。
私は付き合うまではしませんでしたが、
話し方、抑揚などなど「声」の情報量はテキストの何倍もあります。
「会う」のは、共通の話題が3つ以上できてから
会話の土台があれば、デート中の沈黙も怖くありません。
そのためにも自分はこんな人間なんだということある程度、
やり取りの中で混ぜておくとあった時にも話題として出すことができます。
もちろん相手が出してくれた内容を広げることもとっても良いです。
ポイントは、
「相手に負担をかけず、かつ忘れられない存在で居続ける」こと。
忙しい現代の30代女性にとって、
自分の生活を尊重してくれる男性は、
それだけで「希少価値の高いレアカード」になれます。
■まとめ:婚活は「急ぐほど壊れ、止まると終わる」

初デートまで1ヶ月。
世間のスピード感から見れば、遅いかもしれません。
でも、その間に積み上げた信頼の「厚み」は、
結婚後の長い人生において最強の武器になります。
婚活は、早くゴールテープを切る競争ではありません。
一緒に歩き続けられるパートナーと、心地よい歩調を見つける旅です。
焦って強引に誘って自爆したり、
短期間で会ってすぐに自分とは相性が合わないと判断されてしまいがちなら、
ゆっくり時間をかけて、お互いのことを知りながら進んでいき、
お互いの人となりを理解し合った上で会える状況につなげていきましょう。
あなたが誠実であれば、
1ヶ月という時間は決して「空白」にはなりません。
それは、二人の未来を支える「頑丈な基礎」になるはずです。



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